2011年3月11日、日本中を震撼させた東日本大震災が起きてから半年あまりが経ちました。厳しい暑さの毎日に、昨年とは全く違う価値観の夏が始まるのを感じております。
助け合わなくても平和に暮らしていた時代は終わり、助け合わなければ生きていけない時代に入ったと…実感しております。
今の私の会社を通して何か助けにならないか…?
今の私が置かれている立場で、精一杯出来る事はないのかを考える毎日でした。
そんな大きな課題を持ち、社会に奉仕したい思いの一心で、お寺様のご理解、ご協力を得て建設したのが『永代供養塔~博愛の絆』です。
まさに言葉の意味通り『全ての人に愛情を持ち絆を繋いでいきたい』と言う願いの下、身寄りの無い方々を無償でご埋葬し、御供養させていただく活動も併せて取り組みました。
震災を機に、いわさきグループの在り方を見つめ直しました。
東北の方々への支援、そしてここまで育てて下さった既存のお客様への恩返し、そして身寄りの無い方々への支援。
その三本柱を基に、すべての人に愛情を注ぐ博愛の精神で繋ぐ、新しいお墓のかたち【博愛の絆】を新たなグループ活動として展開していきます。
現在、江戸川区に近い市川市行徳にて【博愛の絆】をスタートさせていただきましたが、すでに多くのお客様が御契約下さいました。
御遺骨をお持ちでない、生前でのお客様が大半の7割、お骨持ちのお客様が3割という割合です。
お客様が来園してくださった際に、共感のお声を頂いていることを、社員一同大変嬉しく思っています。
利益や儲けの為ではない、いわさきグループの社会貢献の一環として建設された博愛の絆が、少しでもお役に立てればこれほど嬉しいことはありません。これからも、その時代に合ったお墓のかたちや在り方を模索し続け、具現化することで、皆様との絆を強く繋いでいきたいと願っております。
平成23年8月新盆を前に いわさきグループ 代表 岩崎勲和